社員インタビュー
開発技術部 機構グループ 構造チーム
製品が完成する工程を |
稲垣 忠(イナガキ タダシ)開発技術部 機構グループ 構造チーム入社5年目 |
私は機構グループの構造チームに所属し、主に役物の設計を行っています。役物を構成する部品などは協力会社に製作を依頼することが多く、そのための図面をCADで作成し、提出します。製品が上がってくるとすぐにチェック。駆動系の役物の動きも入念に検査します。たまに納得いく製品が仕上がってこないと自分で設計してしまうこともあります。また、パチンコ機の裏側にある液晶や基板などのケース設計も行います。この仕事は設計スキルも必要ですが、その他にプロジェクト全体の流れを把握し、スケジュールを管理する能力も問われます。いま何が大切なのか、何を優先すべきなのかを考えられる力が重要です。仕事量も多いですが、初めから完成までの工程をリアルに感じられるのは、何物にも代え難い喜び。やりがいを存分に感じられる仕事だと思います。
■ PROFILE ■
某大手電機メーカーから転職。技術開発に携わった経験を生かし、現職に反映させている。
デイリースケジュール
メールチェックし、それぞれに対応する
出社するとすぐにメールチェック。メールは毎日協力会社から5通ほど来るが、一件一件が重要な内容の場合が多く、慎重に目を通し、対応する。
プロジェクトのスケジュールを確認
スケジュールのチェックを行う。プロジェクトで進行が滞っている部分はないかなどを確認し、もし不具合などがあれば対応策を講じる。
社内・社外問わず、打ち合わせをこなす
社内で打ち合わせ。納期の短い順から優先的に対応。協力会社との打ち合わせも行う。図面提出や製作を依頼したり、でき上がった役物の品質や動作をチェックしたりする。
試射室でテストをし、その結果に対応する
新製品のテストを行う試射室へ出向き、状況を把握。玉詰まりなどのトラブルがあった場合は、ゲージチームといっしょに対策を練る。同時に他部署との打ち合わせも行う。

書類作成や設計など個人的な業務を行う
対外的な打ち合わせなどが終わるとようやく自分の仕事に取り掛かる。書類作成やDR資料作成、共通部品の設計などを行う。
上司/同僚からのコメント
家族、仕事ともにマメな性格が好影響を与えています |
森 圭史(モリ ケイシ)開発技術部 機構グループグループリーダー |
稲垣くんとはもう4、5年の付き合いになるでしょうか。見た目はちょっと恐いんだけど、しっかりと仕事をこなせる男ですね。真面目で責任感もある。その仕事ぶりを見ていると、彼もようやく自分らしい仕事ができるようになってきたな、という印象を持ちます。自ら仕事を生み出し、自立できるようになったと思います。彼は週末もほんとにいいパパなんですよ。そのマメさが仕事にも生かされているんでしょうね。家族に対しても、仕事に対しても細かい部分までしっかりとフォローできていると思います。ただ、自分が持っている信念が強いだけに、自分と違う意見を受け入れにくいところがあるかもしれません。柔軟な考えを持つことも必要な場合が多々ありますから。これからは自分の仕事だけでなく、他部署の仕事も受け入れられるような許容力を身に付けていって欲しいですね。頑張れ、イナチュー!
■ PROFILE ■
年齢:39歳/血液型:B型/出身地:愛知県/最終学歴:大同工業大学卒/趣味:クルマ
ウィークリースケジュール
常に進行を確認しながら社内外のスタッフに作業を手配

月曜日: 1週間の始まりはプロジェクト会議のための資料作成から
■09:30〜12:00プロジェクトミーティングのための打ち合わせ、資料作成。
■13:00〜16:00申請機種に不具合がないかをチェック。
■16:00〜17:45役物などの図面作成。

火曜日: 開発機種だけでなく、現行機種のチェックも行う
■09:00〜12:00協力会社と打ち合わせ。
■13:00〜16:00現行機種に問題点がないかチェック。
■16:00〜17:45協力会社から上がってきた役物などをチェック。

水曜日: 協力会社に提出するための図面などを作成し、役物の検証を行う
■09:00〜12:00協力会社に提出するための図面、書類作成。
■13:00〜16:00役物の駆動部分を検証、改善。
■16:00〜17:45役物や液晶ケース、基板ケースなど共通部品の図面を作成。

木曜日: プロジェクトミーティングに参加し、スケジュールの確認などをする
■09:00〜12:00協力会社に図面、書類を提出。部署内の打ち合わせ。
■13:00〜16:00プロジェクトミーティングに参加。
■16:00〜17:45協力会社に提出する図面作成。

金曜日: 試射室でテストを行い、各部署との折衝を行う
■09:00〜12:00各部署との打ち合わせをし、進行状況を確認。
■13:00〜16:00試射室でテストを行い、不具合部分の検証、改善を行う。
■16:00〜17:45各部署との折衝。

土曜日: 上がってきた役物のチェックを行う
■9:00〜12:00日程の調整、球流れ部のチェック
■13:00〜16:00平日にできなかった書類や図面などをまとめてこなす。
■16:00〜17:45駆動系役物の動作チェックを行い、不具合があれば訂正指示を出す。

日曜日: 家族と過ごし、ストレス発散。おいしいものを食べに行く
■09:00〜12:00ストレス発散のために部屋の掃除。
■13:00〜16:00子どもと公園でアスレチックを楽しむ。
■17:00〜家族みんなで外食に出かける。
入社から今までのキャリア実績
入社半年でプロジェクト担当。出荷台数3.6万台を記録しました
某電機メーカーで技術開発に携わった後、中途で入社。構造チームに配属され、最初の半年くらいは部品加工や試作などを行いました。そんな日々の業務をこなしながら、仕事の進め方や社内の人間関係を作り上げていきました。その後、プロジェクトに参加。「CR E.T.」を担当させてもらいました。
| 研 修 | 構造設計で使うCADや法律について勉強します。 |
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| アシスタント | 初めは部品加工や試作を行い、仕事に慣れていきます。業務をこなしながら、仕事の全体像を把握し、要領を掴んでいきます。 |
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| プロジェクト担当 | 約半年後に初めてプロジェクトを担当。出荷台数3.6万台を記録した「CR E.T.」に携わりました。 |


仕事内容
役物の設計のほかに、スケジュール管理や協力会社との折衝も行います
現在携わっている主な仕事は、新製品の役物を設計することです。図面を書き、その内容どおりに協力会社に作ってもらうための打ち合わせを重ね、完成まで導きます。また社内的には各部署と連携を深めるため、ミーティングを頻繁に行います。プロジェクトの全体スケジュールを把握し、滞りなく進行させるために各部署への指示やサポートも欠かせません。また製品のテストも常時行い、不具合があればその対応策を講じるのも大切な仕事です。
仕事のやりがい
担当機種が長い間ホールに置かれるのは、人気がある証拠だから嬉しい
プロジェクト全体の流れを把握し、滞りなく進めていくことにやりがいを感じます。何より作業が思い描いていたように進行したときは快感です。また、人気のない機種はすぐに取り外されてしまいますので、完成した機種が長い間ホールに置かれると、やって良かったな、と思いますね。やりがいとは違う、ちょっと俗っぽい話ですが、タイアップ企画などで芸能人に会えることもこの仕事をしていて得をしたな、と思う瞬間です。
入社のきっかけ
社員数の割に売り上げが多い点に興味を惹かれました
私は高卒なので、前職を辞めてからは次に働ける会社が見つかるかどうかが不安でした。なので、自分の希望を言っている場合ではなく、正直技術職であればどんな会社でも入れればラッキーという気持ちでいました。それでも自分なりに焦点を絞り、愛知県で働くなら自動車関連会社かパチンコ関係の会社が良さそうだと思い、いろいろと探しているうちにサンセイアールアンドディにたどり着いたのです。社員数の割には売り上げが多く、いったいどんな会社なんだろう、という興味もありました。また、会社が丸の内にあり、通勤にも便利そうだという理由も大きかったです。
今だから言える失敗談
パチンコ機は本当に奥が深く、繊細であることを実感した瞬間
今までこれと言って大きな失敗はないので、そのエピソードを話すことはできませんが、かなり悩まされた件はあります。それは玉詰まりです。玉詰まりとは玉がゲージなどに引っかかってしまい、流れが滞ってしまう現象を指すのですが、ある機種のテストをしているときにその玉詰まり現象が起きてしまいました。しかし、何度設計をやり直しても解消されないのです。原因がわからないまま頭を抱えていたのですが、あるとき盤面に留めてあるビスの位置を変えてみたんです。そうしたら玉詰まりは収まりスムーズに流れるようになりました。たったビス1本で玉詰まりを引き起こすことがわかったとき、パチンコ機は本当に奥が深く繊細なんだな、と実感したのです。
週末の過ごし方
週末は子どもと一緒に外で遊びます
週末は専ら家族と過ごします。夏は子どもといっしょに毎週プール通いするほど。秋には公園などに出かけ、アスレチックで遊びます。そういう意味ではあまり家の中にいることは少ないアウトドア派だと思いますね。個人的な楽しみと言えば、夜中まで趣味のプラモデル作りに没頭することでしょうか。集中して作っていると時間の経つのを忘れてしまいますね。
この仕事で一番うれしかったこと
同業者に「交換して欲しい」と言われたとき、格別の喜びがありました
今までで一番嬉しかったことは、他のパチンコメーカーの人から自分の考えたセンター役物の出来が良く、「交替して欲しい」、という話を聞いた時でしょうか。その話は取り引きしている協力会社から聞いたのですが、本当に嬉しかったですね。もちろん、一般のお客さまからそのような言葉をいただいても嬉しいのですが、同業の方がそのように評価してくれたということは、また違った喜びがあります。パチンコメーカーはパチンコ機を作る専門家です。そんな専門家に欲しいとまで言わせたんだ、と思うと頑張って作った甲斐があったな、と。
後輩へのメッセージ
下げられるうちは素直に頭を下げ、教えを請うべし!
後輩たちには「素直に頭を下げられるうちに下げて、教えを請うべし」とアドバイスしたいです。年齢を重ねるたびに、人に頭を下げて教えてもらうことがしにくくなるもの。若いうちはプライドなど持たず、とにかく教えてもらえるうちに教えてもらえ!と。また図面を書く際には相手にわかりやすいように、たとえ細かい部分でも丁寧に書くこと。技術者にとって図面は相手とのコミュニケーションツールのようなものです。わかりやすい図面を心がけることで、将来的に必ず役に立つ日が来ると思います。
現在の目標
5万台以上売れる機種をコンスタントに作るのが目標です
現在の目標としているのは、5万台以上売れる機種の開発です。しかもそれが単発で終わるものではなく、コンスタントに5万台以上売れること。パチンコ業界では10万台を突破すれば大ヒットと呼ばれるのですが、大ヒットよりも平均的にヒットする機種を持続して作っていくことができれば、と思っています。どうしたらヒット機種を作れるのか。それは他メーカーも必死で考えているのに違いありません。もちろんその答えは誰にもわかりませんが、作る人たちの想いや技術、そしてチームワークの歯車がかみ合ったとき、ヒットする機種が誕生するのかもしれません。